「貞正山 龍江院の火渡り」師走の恒例行事
岸町にある貞正山龍江院では、例年通り今年も12月16日(火)に「火渡り」行事が執り行われました。
龍江院は火防霊山として知られる袋井市の秋葉総本殿「萬松山可睡斎」の末寺であり、この「火渡り」行事も12月15日の可睡斎「火渡り」にならって遠州大膳講にて執り行われています。昭和元年に始まり、今年がちょうど100年目になる龍江院の「火渡り」は師走の恒例行事として知られ、一年間の安全を祈願するために行われています。夕闇が迫る頃(16:00)「火渡り」の開始を告げる昼花火の号砲が鳴ります。同時に白い装束を身に着けた8人の行者が祈祷をしながら、護摩木を積み上げて火渡りの道を作っていきます。その後、火が放たれ燃え盛る炎の周りで行者が剣をかざして祈り厄払いを行います。火が落ち着いた後、行者が火の残る火渡り道を素足で歩きます。続いて一般の参拝者たちも靴を脱いで火渡りに参加し、無病息災や家内安全を祈願します。この伝統的な「火渡り」行事は師走の風物詩として地域に根付いており、今年も多くの参拝者でにぎわいました。
行者が祈祷の中で多く唱えた『六根清浄』とは
『六根』の内訳:眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、身(触覚)、意(意識)の6つ
修験道の言葉で、五感と心の執着を断ち切ることを『六根清浄』と呼ぶそうです。
「心身をリセットして、清らかな自分に戻ること」この様なことでしょうか。
登山の「どっこいしょ」という掛け声は、この『六根清浄』が転じたものという説があります。

行者の手により護摩壇へ点火される

無病息災や家内安全を祈祷しながら火の道を渡る行者たち

子供たちも大人に混じり、一年の健康を祈願しました

火渡りの神事を終え、最後の祈祷を捧げる行者たち

